Miya Luce (ミヤルーチェ) 大人のためのシャツ は、現在準備中です。
ITALY STORY! ディレクターが感じたイタリアの魅力
みなさんはイタリアにどのような印象をおもちでしょうか...?
芸術、建築、ファッション、美味しい食べ物、サッカー...とても魅力的な国だと思われる方も多いと思います。
海外に行くことが難しくなった昨今、過去の写真を見返して旅の思い出に浸ることもありますよね。
私はこれまで10年以上にわたって、年に2回イタリアへ出張へ行っていました。
他にもフランス、イギリス、アメリカ、中国、ベトナム、、、色々な国へ行く機会をいただいていました。
その中でもイタリアへの思い入れは深く、それぞれの街から商品デザインや店舗内装へのインスピレーションを受けました。
人との繋がりも強く、言語が通じなくても、ビジネスを超えた友達になることもできました。
出張していた当時は長い旅と仕事への責任感で大変な想いが強かったのですが、今となっては本当に貴重な経験だったと感謝しています。
Miya Luceの商品は、それぞれイタリアの都市をイメージしてデザインし、モデル名を付けています。
これまでたくさんの刺激をもらったイタリア出張の一部を皆様にも知ってもらいたいと考え、このページを作りました。
他業種の方にイタリア出張と言うと「かっこいい!」というイメージをもたれるのですが、、、実際は毎回トラブルだらけの珍道中でした。
街の景色や展示会、ショップ、リストランテ、食事など、リアルなイタリアでの経験をご紹介してみたいと思います。
写真と共に、ぜひ楽しんでいただけたら幸いです。
イタリアまでの道のり
PITTI UOMO の日程に合わせてまずは飛行機でフィレンツェへ向かうのですが、羽田空港からフィレンツェへの直行便はありません。
往路はパリ経由、復路はミュンヘン経由が定番でした。
乗り換えに余裕をもたせていたため、トランジットの待ち時間は5~6時間。その時間でフランスやドイツを感じることができるのも一つの楽しみでした。
イタリアへ行く前にフランスで2泊したこともあります。
イタリアとフランスの人々の服装・文化の違いと、ヨーロッパならではのファッションの共通点を感じ、フランスからもデザインに影響を受けました。
フィレンツェに着くのはだいたい22時ぐらいが多かったので、とにかく早くホテルで休みたいのですが、とりあえず荷物が出てくるのを待ちました。
ロストバゲッジをしていないことを祈りながら「早く出てこい!」と念を送ります。
荷物を受け取ったらタクシー争奪戦です。荷物が遅いとタクシー待ちの行列が出来てしまい、かなり待たされることになります。
そして大事な初日の睡眠時間がどんどん奪われてしまいます。
とにかく早く荷物を受け取り、タクシー乗り場まで早足で向かうのがルーティーンでした。体力勝負の2週間の出張では、実はここはかなり重要な場面でした。
イタリアではタクシーに乗って目的地を伝える時には、道の名前と番地だけを言えば連れて行ってくれます。例えばホテルに向かう時も便利です。
全ての通りに名前がついているイタリア。日本とは違う文化ですね。
フィレンツェ FIRENZE
フィレンツェでは世界最大級のメンズファッションの展示会「PITTI UOMO」が開かれています。到着した次の日の朝から向かいます。
展示会ではメンズファッションのトレンドを感じることができ、貴重な経験でした。
現地では多国語を操るベテランコンダクターの女性が毎回一緒にイタリアを回ってくれていました。
少しクセが強い部分もありましたが、とても顔が広くPITTI会場でもたくさんの方と挨拶を交わすほど人脈のある方でした。
PITTIでは次のシーズンはどんな素材が使われているか、色合い、形など、、
先に予想をして答え合わせをしに行くのが、実はわたしの楽しみでした。
しかし買い付けのハードルは高く、日本人向けにセレクトするのは難しいのが現実です。
PITTI名物の街角スナップのために広場に集まる人も、お洒落ですがリアルなスタイルではありません。
PITTI初日のランチに必ず行くトラットリアがあるのですが、そこでは何度もシェフとスタッフが喧嘩している姿を見ました。日本ではなかなか見ない光景で面白かったです。
でも味は最高で、イタリアのご飯に多少苦手意識のある私もそのレストランはお気に入りでした。内装もお洒落でスパゲッティも美味しくいただきました。
出張中に一番勉強になるのは、実は展示会よりもショップリサーチです。
フィレンツェのショップのスタッフや、商品やショーウインドなど。PITTI期間に合わせて特別な打ち出しもしています。
またフィレンツェには街の一角に革製品を扱った市場があって、上質なベルトをありえない価格で買うことが出来ました。出張の度にみんなで買っていました。
ここはかなりお勧めスポットです。
またフィレンツェの食事と言えば、フィオレンティーナです。みんなで分けて食べる巨大な肉の塊はここでしか味わえません!
またポテトフリット、夏場は生ハムメロン(Prosciutto e Melone)やカプレーゼ(Insalata Caprese)もフィレンツェが1番美味しかった記憶があります。
イタリアで驚いたことは、食事をシェアする文化が(おそらく)ほとんどないことです。
素敵なおばあちゃんが一人でピザ1枚をペロッと食べているのを初めて見た時はびっくりしました。
ミラノ MILANO
MILANOは言わずと知れたファッションの街ですよね。有名なブティックが連ねるモンテ・ナポレアーノ通りから、
百貨店のラ・リナシェンテ、アウトレットショップなど、様々なファッションを見てリサーチをすることができました。
街の人々は不思議と洗練された雰囲気をまとい、日本人にはない、粋なこなれ感があるように感じられました。
ミラノのショップリサーチでは有名セレクトショップのコルソコモから始まり、各所を歩き回ります。
ショップだけでなく道中のお洒落なレストランやカフェも楽しみの一つです。
インテリアは何気なく飾っているようで計算しつくされたようなお洒落さもあり、とても刺激を受けました。お酒のボトルも飾っているだけで粋に感じます。
街の隅々から、服やショップのデザインのインスピレーションを得ることが出来ました。
ショップ巡りは刺激や発見がたくさんあり、
例えば2014年に日本初出店したDEUSですが、実はその前に友人の紹介でミラノのショップを訪れていて、とても感動した記憶があります。
アパレルとモーターサイクルを融合させたディスプレイはとても新鮮で、必ずTシャツやスウェットを購入していました。
しかし正直な話をすると(途中タクシーを使う場所もありますが)1日歩きっぱなしです。
約3日間、毎日1万歩~1万5千歩は歩いていました。普段運動していない私にこの運動量は正直きつく、仕事への責任と疲労感で夜は毎日お酒なしではいられませんでした。
イタリアといえばワインですが、ワインが身体に合わない私はビールを希望、、、しかし格式高いリストランテでビールばかり飲むのは少しマナー違反なようです。
コンダクターがせっかく用意してくれたリストランテなので、大人しく白ワインを少しずつ楽しみました。
そしてミラノにある行きつけの日本食店は私にとって仕事のご褒美でした。もちろんイタリアの食事も良いのですが、長旅ではどうしても日本食が恋しくなります。
出張の中では拠点のようにして毎回同じホテルを使わせてもらっていたので、ホテルの方とも顔なじみで、日本のお菓子やカップラーメンをプレゼントしたりもしていました。
ディナーを食べた後、夜の10時過ぎに一度部屋に戻ってから再集合し、夜の街に出てウインドーのスナップ写真を撮ることもルーティーンの一つでした。
どの街でも必ず撮影をしていましたが、ミラノはハイブランドが多く、ウインドーへのお金のかけ方、凝り方も半端ではなかったので刺激になりました。
おすすめのご飯屋さんは「Ham Holy Burger」というお洒落なハンバーガー屋さんです。
お肉の旨味が味わえるボリュームたっぷりのハンバーガーとポテトは昼食にぴったりでした。
ボローニャ BOLOGNIA
ボローニャはミラノからも比較的近く(フィレンツェとミラノの間に位置しています)、歴史のある褪せたブラウンの建物が連なり趣のある素敵な街です。
歴史のある建物が現代の生活と融合し、独自の街並みが広がっています。
ボローニャは、素敵な街並みはもちろん、ショップがとても充実しています!
物価が安いわけではないのですが、イタリア人のリアルクローズを扱うショップが多いように感じていました。
仲良しになったショップスタッフは、言葉はあまり通じなくとも笑顔で「久しぶり!」という会話を楽しむことができるほど、
気さくで素敵な人が多い印象を受けました。そしてとても親切でした!
ボロネーゼ発祥の地としても知られていますので、ボローニャに足を運んだ際にはぜひレストランでランチを楽しんでみて欲しいです。
ペンネやスパゲッティなど種類も様々。私は甘いものがあまり得意ではないのでドルチェは食べないことが多いのですが、
チョコレートを使ったデザートもお勧めのようです。(同行しているスタッフが絶賛していました。)
ショップのお昼休憩が長いので(約3時間休憩しています)、出張では珍しくゆっくり食事をとり、お気に入りの小物やインテリアショップに行くのも楽しみでした。
ミラノからは朝一でユーロスターに乗り込み、日帰りでまた夕方にユーロスターに揺られてミラノへ帰ります。
歩き回ってクタクタでしたが、毎回収穫が多くとても有益な一日でした。
コモ COMO
コモはイタリア北部に位置する、コモ湖が美しい街です。
ミラノから北へすぐの位置なので、毎回コンダクターが運転する車で行っていました。
イタリアの方々の運転はとても荒く、何度も危ない思いをした経験があります...これは本当に思い出したくない記憶です...
コモ湖はとても美しく、水が綺麗で染色に向いていることから世界的なネクタイ生地のメーカーが集まっています。
私も数社とアポイントを取り、ありえないほどの種類の素材と柄を見せていただきながら、セレクトをしていました。
仲良くなってからは、商談の日は必ず一緒にご飯を食べ、家に招かれる程仲良くなりました!
お互いにイタリア語と日本語を教え合い、「OMOTENASHI」という言葉で本当にイタリア流のおもてなしをしていただき毎回感動していました。
あまりにも量の多いOMOTENASHIに、毎回お腹いっぱいで「バスタ!バスタ!」(もう大丈夫!という意味です。)と言って止めるのがいつもの決まったパターンでした。
商談中は真剣にビジネスの話をしていますが、ランチやディナータイムは一転し、バカンスの話を聞いたり家族の話をして、
お洒落なリストランテで美味しい食事をいただいていました。
それがイタリアのビジネススタイル。私も仕事とプライベートにメリハリのある生活に憧れます。
コモは観光地としても人気ですが、街はそこまで大きくないので、2~3時間あればだいたいの場所を回ることができます。
ドゥオモを見ながらお茶で休憩をしたり、夜にはライトアップされているのでお酒を楽しむのもお勧めです。
ナポリ NAPOLI
出張でイタリアの南部に行かせていく時間はほとんどなく、とても貴重な機会でした。
(昔はよくジャケットなどをオーダーするために行っていたようです)
ナポリといえばメンズファッションの街というイメージも強いのではないでしょうか。
ミラノやフィレンツェで、これからナポリに行くと言うと、時計やアクセサリーは必ず外して行かないと襲われると脅されていました。
言われた通りに外して行きましたが、実際はそのような恐怖感はありませんでした。
ただタクシーに乗った時には、タクシーの運転手同士が喧嘩していたり、相場の2倍の料金を払うように言われ、コンダクターが納得せずに喧嘩のようになり、
なんとか相場の1.5倍の金額で降ろしてもらいました。私たちはヒヤヒヤしながら見守っていた記憶があります。
また電車を降りてナポリの駅に降り立つと、いきなりすごいタクシーの数と鳴り響くクラクションの音に圧倒されました。
駅前はタクシーがぶつかりそうな距離感でお客さん待ちをしながら、運転手同士が大声で喧嘩をしていてびっくり!お客さんを取り合っている様子でした。
最初は不安でいっぱいでしたが、実際にはとても南イタリア独特の素敵な街でした。
印象的だったのは、ディナーの時の街の人々のファッションです。
ディナーに来ている家族や、男女、みんながお洒落なシャツやジャケットを着て食事をしていました。
平日なのに?と思っていると、気候の暑い南イタリアでは仕事終わりにシャワーを浴びて着替えてからディナーに行く習慣があるそうです。
小学生ぐらいの男の子も粋なリネンシャツを着て食事をしていることに感動してしまいました。
観光のおすすめとしてはやっぱりナポリピッツァです。
ナポリピッツァは他に比べて生地が厚めと言われていますよね。実際にふわっとした生地の美味しいマルゲリータを食べてると、ナポリに来たという実感が湧きました。
治安も特別悪いという印象はなく、どこの街であっても、日本と違ってスリなどに十分気を付けなければいけないことには変わりないと思います。
カプリ CAPRI
一度だけ、ナポリからカプリ島へ行かせていただく機会がありました。
出張の中で緊張感ある仕事の合間に、約半日カプリ島ですごした時間は貴重な経験でした。
海と自然、街並みを見てリフレッシュすることができ、南イタリアの解放感ある雰囲気を身体で感じることができました。
こんなに綺麗な海が近くにあるのに泳げなかったことだけが悔やまれます....
カプリの街並みはとても可愛らしいので歩いているだけで楽しく、自然のフォトスポットがたくさんあります。
訪れた際にはぜひ、がんばってたくさん歩いて楽しんでほしい場所です。
またハイブランドのショップも並んでいるのですが、カプリ島の雰囲気に合わせた商品のラインナップやウインドーになっていて素敵でした。
海を見ながら食べるランチは海の幸を中心にとても美味しくいただきました。(お値段は高めですが...)
観光の際はモンテソラ―ロ山へのリフトに乗って山の上に登るのがお勧めです。
リフトに乗って海と緑にあふれた美しい景色を見ながら登っていくことができます。
山の上からは地中海を遠くまで眺めることもでき、特別な景色を楽しみました。
ヴェネチア VENEZIA
ヴェネチアはイタリアに行ったら必ず一度は行ってみたい観光地ではないでしょうか。
私も仕事の合間にリサーチとして行かせていただいたことがあります。
「水の都」と呼ばれているのは有名ですが、私もゴンドラに乗り、サン・マルコ寺院がある広場へ行きました。
とても大きい大聖堂で、広場は観光客でいっぱいでした。それだけの価値のある場所だと思います。
ゴンドラから見る景色は特別感があり、歴史のある建物が水に浮かぶような景色はここでしか見られないものです。
私が訪れた時にはすごく道に迷った印象が強く、なんとかスマホを使ってみたりしながら歩き回った記憶があります。
イタリアの文化を感じるにはとても貴重な機会でした。
ローマ ROMA
イタリアの首都ローマですが、ファッションの仕事として訪れる機会は少なく、ずっと一度機会があればと思っていた場所でした。
時間が限られていたため、コロッセオへは観光バスで行きました。
しかしバスから降ろしてもらえず、窓越しに見ただけになってしまいとても残念な気持ちになりました。
有名なトレビの泉やスペイン広場は一度は見ておきたい場所ではありますが、それよりもコロッセオやパンテノン神殿などの古代遺跡の迫力に圧倒されました。
様々な都市に行く機会を頂きましたが、イタリアの中でもローマは一番建造物に感動しました。
逆に観光名所は期待しすぎたせいか、少し拍子抜けしてしまいました。(でも写真はきっちり撮りました。)
リサーチでもなかなか行く機会のない街だったので、イタリアの歴史を感じられる貴重な時間だったと思います。
バチカン市国へも行かせていただきました。
コンダクターの友人のお洒落なご自宅にも伺わせていただき、とても刺激を受けました。
いつかゆっくりと観光に訪れてみたい街です。
☆最後に...
みなさま、イタリア出張記はいかがでしたでしょうか。
私がイタリアに住む人々を見ていて1番感じていたことは、みんなが自分の仕事に誇りを持っているということです。
ショップ、トラットリアやリストランテ、様々なスタッフが、お客様へのサービス精神がありながら、自分の信念は曲げない強さを感じました。
そして自分のライフスタイルを楽しんで暮らしていることがとても素敵でした。
イタリアはとても素敵な国です。このページで少しでもイタリアの魅力を感じていただけたなら幸いです。
また、海外に気軽に旅行できるようになった際には、ぜひ参考にしていただければと思います。
